Pixioのモニターアームを開けて、袋に分かれたねじとワッシャーの多さに戸惑っていませんか。付け方の順番は決まっていて、クランプで机に固定し、支柱とアームを組み、ブラケットをモニターに留め、最後にモニターを乗せます。この順を守れば、一人でも30分ほどで終わります。つまずくのは、天板の厚さが合わない、ねじの長さを間違える、WAVEシリーズで変換アダプターを付け忘れる、の3つです。先に確かめることと、モニターの機種で変わる部分を分けて書きます。
付け方は机への固定が先、モニターは最後
PixioのモニターアームはPS2S、PS2D、PSW1Sなどがあり、どれもクランプ式で机の端に固定します。机への固定、支柱とアームの組み立て、モニター側のブラケット、モニターを乗せる、の順に進めるのが公式の手順です。モニターを先に付けると、重さでアームが動いて机に固定しにくくなります。
Pixioの公式ブログでは、クランプ式の取り付けを13の段階に分けて説明しています。多く見えますが、机の固定が5段階、モニター側が3段階、調整とケーブルが5段階で、実際にやることは4つの区切りに収まります。
工具は、アームに付属する六角レンチと、プラスドライバー1本で足ります。作業する場所は、机の後ろに支柱と配線が入る隙間が5cm以上あるかを先に見ておきます。壁に寄せて置いた机は、少し前に出してから始めます。
先にVESAと天板の厚さを確かめる
付ける前に、モニターと机の2つを確かめます。モニター裏のVESAの穴が75×75mmか100×100mmか、机の天板の厚さが10〜45mmの範囲に入っているかの2つです。PS2Sはこの2つのVESAに対応し、天板は10〜45mmが公式の仕様です。
VESAは、モニター裏の4つのねじ穴の間隔です。Pixioの24〜27インチの多くは100×100mmで、小型の機種に75×75mmがあります。製品ページの仕様欄に書いてあるので、定規で測る前にそこを見るのが早いです。
重さも見ておきます。PS2Sの耐荷重は2〜18kgで、2kg未満のモニターは使えないと公式に書かれています。24インチで3〜4kg、27インチで4〜6kgが目安なので、Pixioのモニターならほぼ範囲に入ります。
| モニターの大きさ | VESAの間隔 | ねじの太さと長さ |
|---|---|---|
| 12〜24インチ | 75×75mm | M4×10mm |
| 12〜24インチ | 100×100mm | M4×10mm |
| 24〜31インチ | 100×100mmか200×100mm | M4×10mm |
クランプを机に締めて支柱とアームを組む
机側の作業は、下から上へ組みます。クランプを机の端に掛けて上のねじを締め、下のアーム、上のアームの順に差し込んで六角レンチで留める、この流れです。
- クランプを広げ、机の後ろの端に掛ける。天板との間に付属のパッドを挟む
- クランプ上部のねじを回して机を挟み、手で動かなくなるまで締める
- 下のアーム(アームB)をクランプの支柱に差し込む
- 上のアーム(アームA)を下のアームに差し込む
- 2本のアームの根元を六角レンチで締め、抜けないようにする
- アームを左右に回して、動く範囲と机の後ろの壁との当たりを確かめる
クランプの位置は、机の角から10cm以上内側にします。角ぎりぎりだと天板が欠けやすく、アームを伸ばしたときにねじれます。天板の裏に引き出しのレールや梁があると当たるので、掛ける前に裏を手でなぞって確かめます。
締めすぎには気をつけてください。木の天板は、工具で力いっぱい回すと凹みます。手で回して止まった所から、六角レンチで4分の1回転ほどで足ります。
ブラケットはモニター側のねじで留める
次にモニター側です。モニターを画面を下にして柔らかい布の上に置き、スタンドを外し、アームのブラケットをM4×10mm前後のねじで4本留めるのが基本の形です。ねじは対角の順に少しずつ締めると、ブラケットが斜めになりません。
画面を下にするときは、机の上に段ボールを敷き、その上に厚手の布を重ねると傷が付かず、安定します。外したスタンドとねじは、モニターの箱に戻して保管しておくと、売るときや修理に出すときに困りません。
ねじを穴に落とさないようにも気をつけます。モニターによってはVESAの穴の奥が空いていて、落としたねじが中に入ります。ねじはドライバーの先に付けてから穴に入れると落ちにくいです。
WAVEシリーズは変換アダプターとスペーサーが要る
PixioのWAVEシリーズ(PX248WAVE、PX278WAVEなど)は、背面が平らではないので、そのままではブラケットが付きません。モニターに付属するVESA変換アダプターを先に留め、その上にスペーサーを挟んでからブラケットを付けるのが公式の手順です。
公式のFAQでは2つの方法が案内されています。1つ目は、モニター付属のM4×6mmねじ8本を使う方法です。アダプターを背面に重ねて4本で留め、残りの4本でブラケットを留めます。アダプターは、切り欠きが端子側になる向きに置きます。
2つ目は、PS2SやPS2Dに同梱の部品を使う方法です。重ねる順は、モニター背面、変換アダプター、M-Fスペーサー、ブラケット、M-Eワッシャー、M-Aねじ、の順です。M-Bねじは長さが合わず、モニターに当たって正しく固定できないと公式に書かれています。
PX32UWAVEだけは仕様が違うので、機種名を確かめてから公式のFAQを見てください。WAVE以外のPixioのモニターは、スタンドを外せばVESAの穴が出るので、前の見出しの手順で足ります。
乗せたあとにガス圧と向きを合わせる
ブラケットを付けたモニターを、上のアームの先に掛けてねじで留めます。乗せたあとに、手を離しても下がらず、軽く押せば動く硬さまで、ガス圧の調整ねじを1回転ずつ回すのが最後の合わせ方です。プラス側で硬く、マイナス側で柔らかくなります。
調整は必ずモニターを乗せてからにしてください。空のアームで回すと硬さが合わず、乗せたあとにやり直しになります。27インチ以上は、掛けるときだけ2人で持つと落としません。
向きは、画面の上端が目の高さか少し下、目から画面まで50〜70cmに合わせます。画面を5〜10度上向きにすると、映り込みが減ります。前後の傾きと左右の首振りは、モニターの根元の関節で動くので、固いときは関節のねじを少しゆるめます。
ケーブルは、アームの溝とケーブルホルダーに通します。モニターを一番遠くまで引いても抜けない長さを残してから、ホルダーのふたを閉めます。
動かして揺れなければ取り付け完了
最後に、モニターを一番高い位置と低い位置、左右の端まで動かしてみます。どの位置でも机とモニターがぐらつかず、手を離した所で止まれば取り付けは完了です。ぐらつくなら、クランプの締め直しか、ガス圧の合わせ直しで直ります。
付けた直後は問題なくても、1〜2週間でねじが少しゆるむことがあります。画面が下がってきたと感じたら、クランプとアームの根元のねじを一度増し締めしてください。それで多くの困りごとは止まります。
これで、机に固定する、アームを組む、ブラケットを留める、モニターを乗せて合わせる、の4つが終わりました。まずは机の天板の厚さをメジャーで測り、モニターの機種名がWAVEかどうかを確かめてから、袋を開けてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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