アニメのデスクマットを買って半年もたつと、手を置く場所だけ色が濃くなり、飲み物の輪が増えてきます。洗いたいけれど、絵柄が薄くなったり、ゴムがはがれたりしないか心配ですよね。
結論から言うと、布の表面にゴム底がついたアニメのデスクマットは、ぬるま湯と中性洗剤の手洗いなら絵柄を落とさずに洗えます。洗う前に確かめることから、手洗いの流れ、乾かし方、やってはいけないことまで、この1本で分かるようにしました。
アニメのデスクマットは洗濯機に入れず手洗いが基本
アニメの絵柄が入ったデスクマットは、大判のマウスパッドと同じ作りのものがほとんどです。表面はポリエステルの布、裏はゴムで、この2枚を貼り合わせています。洗濯機は回転でゴムと布の貼り合わせがはがれ、乾燥の熱でゴムが縮むので、手洗いだけにしてください。
手洗いなら絵柄は落ちません。布のマットの絵柄は、熱で色を布の繊維に染み込ませる印刷が多く、表面に色が乗っているだけの印刷ではないからです。商品ページに「昇華転写」や「昇華プリント」と書いてあるものは、この染み込ませる印刷です。
プレイマットを洗った人の記事でも、ぬるま湯につけて中性洗剤で押し洗いをし、日陰で乾かすだけで絵柄はそのままだったと書かれています。こするのをやめて、押すだけにするのが大事なところです。
ただし、机の天板に敷く透明のビニールマットの下にアニメのイラストを挟むタイプや、ビニールに直接絵柄を印刷したタイプは、水につけて洗うものではありません。こちらは固く絞った布で拭くだけにします。自分のマットがどちらか分からないときは、次の項目で確かめてください。
洗う前に素材と洗濯表示と目立たない場所を確かめる
洗う前に確かめることは3つあります。裏がゴムか、洗濯表示やタグに水洗い不可の記載がないか、端の目立たない場所を濡らして色が出ないか、の3つです。
裏がゴムなら水洗いできる
マットの裏をめくって、黒いゴムが貼ってあれば布製のマウスパッドと同じ扱いで水洗いできます。裏も表もつるつるしたビニールなら、水につけずに拭き掃除にします。裏が布だけで薄いものは、水を吸いすぎて乾きにくいので、部分洗いにとどめます。
タグと商品ページの記載を見る
端に小さなタグがあれば、水洗いの可否と温度が書いてあります。タグが無いマットは、買ったときの商品ページやパッケージに「水洗い可」「手洗い」の記載がないか見てください。「洗えません」と書いてあるものは拭き掃除だけにして、無理に水につけないほうがいいです。
端を濡らして色落ちを試す
マットの角の裏に近い端を、水で湿らせた白い布で軽く押さえます。布に色が移らなければ、そのまま手洗いに進んで問題ありません。色が移るときは、水温を下げて短時間で洗うか、拭き掃除だけにします。この確認をするだけで、洗ったあとに絵柄がにじむ失敗を防げます。
手洗いの進め方はぬるま湯と中性洗剤で押し洗い
手洗いは浴室の床か、大きめの洗面器を使います。90×40cmの大判マットは洗面器に入らないので、浴室の床に広げて洗うのが一番やりやすいです。ぬるま湯に中性洗剤を少量溶かし、手のひらで押して汚れを出し、すすいで押して水を切る、この流れで15分ほどで終わります。
- ステップ1 マット表面のホコリと消しゴムのカスを、乾いた布で払い落とす
- ステップ2 浴室の床にマットを広げ、30度前後のぬるま湯を全体にかける
- ステップ3 台所用の中性洗剤を数滴ぬるま湯に溶かし、マットにかける
- ステップ4 手のひらで上から押して、汚れを布から押し出す。こすらない
- ステップ5 シャワーのぬるま湯で、泡が出なくなるまで2回から3回すすぐ
- ステップ6 バスタオルで挟んで上から押し、水を吸わせる。絞らない
洗剤は台所用の中性洗剤で足ります。おしゃれ着用の洗剤も中性なので使えます。洗濯用の粉洗剤や、弱アルカリ性と書かれた液体洗剤は、絵柄の色が抜けることがあるので使いません。
手を置く場所の皮脂汚れは、洗剤を溶かしたぬるま湯を含ませてから5分ほど置き、それから押すと落ちやすくなります。5分置いても残る汚れは、指の腹で軽くなでる程度にして、それ以上は追わないほうが絵柄のためです。
すすぎで洗剤が残ると、乾いたあとに白い跡が出たり、表面がごわついたりします。泡が出なくなってから、もう1回すすぐくらいでちょうどいいです。
乾かし方は平らに置いて陰干し
洗ったあとの乾かし方で、マットの寿命が決まります。バスタオルで水を吸わせたら、風通しのいい場所に絵柄を上にして平らに置き、直射日光を避けて1日から2日かけて乾かします。
物干しざおにかけて干すと、ゴムの重みで折れ目がつき、乾いたあとも机の上で浮きます。平らに置く場所が無いときは、乾いたバスタオルを1枚下に敷いて床に置くだけで十分です。半日たったら裏返して、ゴムの面も乾かします。
直射日光に当てると、ゴムが硬くなってひび割れ、絵柄も色あせます。ドライヤーやストーブの熱も同じで、ゴムが縮んで端が反ります。時間はかかっても、日陰で自然に乾かすのが一番きれいに仕上がります。
乾いたあとに端が少し反っているときは、机に敷いてから本を数冊のせて1晩置くと落ち着きます。完全に乾く前に机に敷くと、天板とゴムの間に湿気がこもってにおいの元になるので、裏を触ってひんやりしなくなるまで待ってください。
飲み物やお菓子の汚れは洗う前に拭き取りで済ませる
毎回丸洗いする必要はありません。こぼした直後の飲み物は乾いたタオルで押さえて吸い取り、お菓子の油は中性洗剤を含ませた布で部分的に拭くだけで、ほとんどの汚れは落ちます。
飲み物をこぼしたときは、こすらずに乾いたタオルかキッチンペーパーを上から押し当てます。こすると汚れが広がって、絵柄の上に輪が残ります。吸い取ったあとに、水で湿らせた布で軽く押さえて仕上げます。
ポテトチップスの油や、手の皮脂で黒ずんだ部分は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして布に含ませ、その部分だけを押さえるように拭きます。拭いたあとは、水だけを含ませた布でもう1回押さえて、洗剤を残さないようにします。
ホコリや消しゴムのカス、髪の毛は、洋服用の粘着クリーナーで軽く転がすと取れます。粘着力の強いカーペット用は布の表面がけば立つので、洋服用の弱いものを使ってください。この拭き取りだけで、丸洗いは月に1回で済みます。
漂白剤とアルコールとドライヤーは絵柄を傷める
やってはいけないことは、洗い方より大事です。漂白剤、アルコール入りのクリーナー、除光液、ドライヤーの熱、天日干し、ねじって絞る、この6つを避ければ、絵柄もゴムも長持ちします。
除菌したいからとアルコールのウェットティッシュで拭く人が多いですが、これが絵柄のにじみの原因になります。除菌は、中性洗剤で洗って日陰でしっかり乾かすだけで十分です。
メラミンスポンジも使いません。透明のビニールマットの記事では汚れ落としに使われていますが、布の表面には研磨の力が強すぎて、こすった部分だけ絵柄が白っぽくなります。
ビニールに直接絵柄を印刷したタイプのマットは、印刷が表面に乗っているだけなので、さらに慎重に扱います。水で湿らせた布で押さえるように拭き、洗剤を使うときは中性洗剤を薄めたものを目立たない場所で試してからにしてください。
洗う回数は月1回で十分
アニメのデスクマットを長くきれいに使うなら、洗う回数を増やすより、汚れをその場で拭き取る習慣のほうが役に立ちます。丸洗いは月に1回、手を置く場所の拭き取りは週に1回、飲み物をこぼしたらその場で吸い取る、この3つで絵柄は何年も持ちます。
洗いすぎると、どんなに丁寧に押し洗いしても布の表面が少しずつけば立ちます。毎日使うマットでも、汗をかく夏場で月に2回、それ以外は月に1回あれば十分です。
お気に入りの絵柄のマットは、使う1枚と保管する1枚を分けて持つ人も多いです。保管するときは、完全に乾かしてから絵柄を内側にして丸め、直射日光の当たらない場所に立てて置きます。折りたたむと折れ目が戻らないので、丸めるだけにしてください。
洗う前に確かめて、ぬるま湯と中性洗剤で押し洗いし、平らに置いて陰干しする。この3つを守れば、アニメのデスクマットは買ったときの絵柄のまま使い続けられます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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