こんにちは、溝口ゆういちです。
純正スピーカーの音がこもるのは、高音がシートと足に遮られているからです。耳の高さに1つ足すだけで変わります。
この記事で紹介する車用ツイーター7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | カロッツェリア TS-T450 | ![]() |
上限60kHzで聴き疲れしない | Amazon楽天 |
| 2位 | カロッツェリア TS-T940 | ![]() |
3.6cmチタンドームで89dB | Amazon楽天 |
| 3位 | ケンウッド KFC-ST1005 | ![]() |
スーパーツイーター内蔵 | Amazon楽天 |
| 4位 | プロトーン VSP-03T | ![]() |
直径46mmで隙間に入る | Amazon楽天 |
| 5位 | ケンウッド KFC-ST01 | ![]() |
5千円前後で始められる | Amazon楽天 |
| 6位 | カロッツェリア TS-T740 | ![]() |
90dBで数値は7台の最上位 | Amazon楽天 |
| 7位 | アルパイン X-171S | ![]() |
ドアごと替えるセット品 | Amazon楽天 |
ツイーターを足すと、こもった音がダッシュボードの高さまで上がります
高音は直進する音です。2kHzより上の帯域は遮蔽物に弱く、シートや乗員の足でほとんど吸われます。
純正のフルレンジスピーカーはドアの下側に付いています。つまり足元から鳴っている状態です。
耳の高さにツイーターを1つ足すだけで、ボーカルの位置がダッシュボードの中央まで上がります。
音量を上げたわけではないのに歌詞が聞き取れるようになるのは、高音の輪郭が戻るからです。
高音が戻ると低音も締まって聞こえます。スピーカーの総取り替えより安く、変化は大きい部類の作業です。

純正でツイーターが付いていない軽自動車や商用車ほど、足したときの変化が分かりやすいです。もともと付いている車だと差は小さくなります。
車 ツイーターの選び方(振動板、能率、上限周波数、ネットワーク)
1. 振動板の素材:ソフトドームは聴き疲れせず、金属系は伸びます
振動板の材質で音の性格が決まります。
布や紙をベースにしたソフトドームは、角の取れた音になります。長時間の運転でも耳が痛くなりません。
チタンやアルミニウムなどの金属系は、より高い帯域まで伸びます。シンバルの余韻がはっきり残る鳴り方です。
1日2時間以上乗るならソフトドーム、休日に音楽を聴き込むなら金属系という分け方で外しません。
2. 出力音圧レベル:純正アンプのままなら89dB以上を選びます
出力音圧レベルは、同じ電力でどれだけ大きな音が出るかを示す数値です。能率とも呼ばれます。
純正のナビやオーディオで鳴らすなら、89dB以上あるものを選んでください。
85dB前後の機種は、外部アンプを足すかボリュームを上げないと本来の音になりません。
数値が3dB違うと、同じ音量にするのに必要な電力が倍になります。
3. 再生周波数の上限:ハイレゾ対応なら40kHz以上が条件です
ハイレゾ対応を名乗る条件の1つが、40kHz以上まで再生できることです。
人の耳に直接聞こえる音ではありませんが、可聴域の倍音の出方が変わります。今回の7機種では上限53kHzから64kHzのものが並びました。
4. ネットワーク:通さずに繋ぐとツイーターは壊れます
ツイーターの振動板は小さく、低い音の大きな振動には物理的に耐えられません。
ハイパスフィルターと呼ばれる部品で低音をカットしてから入力します。カットする周波数は2.5kHzから5kHz付近が目安です。
チューンアップツイーターと呼ばれる機種は、ネットワークが最初から入っています。この記事の1位から6位までは同梱品で完結します。
車 ツイーター おすすめ7選!振動板と能率で順位を付けました
第1位 Pioneer カロッツェリア TS-T450 チューンアップトゥイーター

最初の1台として置いておく機種です。私は今の車のダッシュボードにこれを付けています。
振動板は2.9cmのマイカ強化型抄紙ダイアフラムです。紙をベースにマイカで強度を上げた素材で、金属系より角の立たない音になります。
再生周波数の上限は60kHzで、ハイレゾ音源の条件を満たしています。
定格入力は35W、瞬間最大入力は160Wです。純正のナビで鳴らす前提なら十分な数字になります。
通勤で毎日1時間ほど聴いていますが、耳が疲れたことがありません。ここが紙系の振動板を選ぶ理由です。
弱点は出力音圧レベルで、85dBと7台の中では低いほうです。純正オーディオだとボリュームを2つか3つ上げることになり、音の伸びを最優先する人には物足りません。
Pioneer カロッツェリア TS-T450 チューンアップトゥイーター ハイレゾ対応
上限60kHzで聴き疲れしないマイカ強化型
第2位 Pioneer カロッツェリア TS-T940 チューンアップトゥイーター

振動板は3.6cmのチタン製バランスドドームです。今回の7台で最も口径が大きくなります。
出力音圧レベルは89dBで、純正のナビのままでも音量を上げずに鳴ります。
定格入力50W、瞬間最大入力180Wと余裕があり、外部アンプを足したあとも使い続けられる数字です。
再生周波数帯域は1800Hzから53000Hzです。下限が1800Hzなので、ドアスピーカーとの繋ぎ目が高めに設定されます。
チタンの振動板は輪郭がはっきり出ます。ボーカルの子音が立ち、シンバルの位置が分かるようになったという声が並んでいました。
口径が大きいぶん本体も大きく、ドアミラー裏の狭いパネルには収まらない場合があります。実測してから買ってください。
Pioneer カロッツェリア TS-T940 チューンアップトゥイーター ハイレゾ対応
3.6cmチタンドームで89dBの高能率
第3位 ケンウッド KFC-ST1005 25mmチューンアップ2wayツィーター

1つの筐体に、25mmのソフトドームとスーパーツイーターの2つが入っている珍しい構造です。
高い帯域を2つに分けて受け持つので、1つで鳴らす機種より歪みが減ります。
振動板は素材から見直された新設計の25mmソフトドームです。ビクタースタジオと共同でチューニングされています。
ツイーターを直接駆動する高音質フィルムコンデンサーが入っていて、部品の質が価格帯の割に高い構成です。ボーカル帯域までの再現性を広げた設計なので、歌もの中心で聴く人に向いています。
難点は本体の大きさです。2つ入っているぶん厚みがあり、薄いパネルの裏には収まりません。
メーカーが公表している出力音圧レベルの数値が見当たらないため、純正アンプでの鳴りやすさを事前に読みにくい部分があります。
ケンウッド KFC-ST1005 25mmチューンアップ2wayツィーター ハイレゾ対応
スーパーツイーターを内蔵した2way構造
第4位 AUTOBACS プロトーン VSP-03T ツィーター

直径が約46mmしかない小型の機種です。
Aピラーの根元やドアミラー裏の狭いパネルなど、他の機種が入らない場所に収まります。
出力音圧レベルは87dBで、純正のオーディオでも鳴らせる水準です。
定格入力40W、瞬間最大入力120Wと、日常の音量では持て余す数字ではありません。
カー用品店のオリジナルブランドなので、店頭で実物のサイズを確認してから買えます。
ハイレゾ対応の表記はなく、上限周波数の公表もありません。音の伸びより「まず付ける場所を確保する」ことを優先する人向けです。
直径46mmで狭いパネル裏にも入る
第5位 ケンウッド KFC-ST01 25mmチューンアップツィーター

5千円前後で買える定番です。前の車で3年ほどこれを使っていました。
純正のカーオーディオにアドオンで接続する前提の設計で、配線の分岐だけで音が出ます。
振動板は25mmのバランスドドームです。上位機ほどの伸びはありませんが、こもりが取れる効果ははっきり分かります。
ダッシュボードに置いて角度を合わせるだけの作業で、取り付けは1時間ほどで終わりました。
正直に言うと、上位機と並べて聴けば差は分かります。それでも純正のままと比べたときの変化のほうがずっと大きいです。
ハイレゾ対応ではないので、上限周波数を求める人は1位か6位を見てください。

5千円で変化が体感できるカスタムは、車まわりだと数えるほどしかありません。合わなければ外せるのも気楽です。
ケンウッド KFC-ST01 25mmチューンアップツィーター
5千円前後で配線の分岐だけで鳴る
第6位 Pioneer カロッツェリア TS-T740 チューンアップトゥイーター

順位は6位ですが、数値だけを並べるとこの機種が7台の最上位です。
出力音圧レベル90dB、再生周波数帯域1500Hzから64000Hz。3つの数字すべてで今回の7台のトップに立ちます。
振動板は2.9cmのアルミニウム合金ダイアフラムを使ったバランスドドームです。
下限が1500Hzまで下りているのが効きます。ドアスピーカーとの繋ぎ目を低い位置に設定できるので、中音域が薄くなる帯域ができません。
2位のTS-T940が1800Hzまでなので、その差は300Hzです。数字は小さく見えますが、この帯域は人の声の上のほうが乗る場所になります。
上限の64kHzは、ハイレゾ対応の条件である40kHzを大きく超えています。
出力音圧レベルが90dBあるため、純正のナビでもボリュームを上げずに鳴ります。1位のTS-T450より5dB高く、必要な電力はおよそ3分の1で済みます。
定格入力50W、瞬間最大入力180Wと器も大きく、あとから外部アンプを足しても組み替えずに使えます。
この価格帯でこの3つの数値がそろっている機種は、今回調べた範囲では他に見当たりませんでした。
順位を6位にしたのは価格の一点だけです。1位のTS-T450と比べると予算が上がるため、最初の1台としては勧めにくくなります。
金属系の振動板なので、長時間の運転では音が硬く感じる人もいます。イコライザーで8kHz以上を1メモリ下げると落ち着きます。
数値で選びたい人、いずれアンプまで足す予定がある人は、順位を無視してこれを選んでください。
Pioneer カロッツェリア TS-T740 チューンアップトゥイーター ハイレゾ対応
90dBと上限64kHzで数値は7台の最上位
第7位 アルパイン(ALPINE) 17cmセパレート2ウェイスピーカー X-171S

これだけは種類が違います。ツイーター単品ではなく、ドアの17cmウーファーごと入れ替えるセット品です。
内容はツイーター2つ、ウーファー2つ、必要な配線一式。ドアスピーカーを丸ごと交換します。
振動板にはカーボンファイバーが使われていて、瞬間最大入力は180Wです。
ツイーターだけを足すと、ドアスピーカーとの音色の差が気になることがあります。同じシリーズでそろえれば、その問題が最初から起きません。
弱点は作業量です。ドアの内張りを外し、純正スピーカーを取り外すところから始まります。半日は見ておく必要があります。
価格も他の6機種とは階層が違います。まず高音だけを足したい人は、1位から6位のツイーター単品を選んでください。
アルパイン(ALPINE) 17cmセパレート2ウェイスピーカー X-171S
ツイーターとウーファーを同時に替えるセット
7機種を振動板と能率と入力で並べた表
星の列は、純正のオーディオのまま鳴らせるかと、狭い場所に収まるかを見た評価です。
| 機種 | 振動板 | 出力音圧 | 定格入力 | 純正のまま鳴らせる | 狭い場所に収まる |
|---|---|---|---|---|---|
| TS-T450 | 2.9cm マイカ強化型抄紙 | 85dB | 35W | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| TS-T940 | 3.6cm チタン | 89dB | 50W | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
| KFC-ST1005 | 25mm ソフトドーム2way | 記載なし | 記載なし | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| VSP-03T | 直径46mm | 87dB | 40W | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| KFC-ST01 | 25mm バランスドドーム | 記載なし | 記載なし | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| TS-T740 | 2.9cm アルミニウム合金 | 90dB | 50W | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| X-171S | カーボンファイバー | 記載なし | 記載なし | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
取り付け場所はダッシュボードが最も簡単です
置ける場所は3つあります。それぞれ手間と仕上がりが違います。
ダッシュボードの上は、両面テープで置くだけです。フロントガラスの反射も使えるので音が広がります。夏の直射日光に当たるので、粘着面の耐熱を確認してください。
Aピラーは耳に最も近い高さです。音の位置がはっきりしますが、ピラーの加工が要るので難易度は上がります。
ドアミラー裏のパネルは、純正オプションに近い見た目に仕上がります。ただし入るスペースが限られ、大きめの機種は干渉します。
買ったあとにやる角度合わせと音量の調整
固定する前に、両面テープで仮止めして音を聴いてください。ここを省くと必ずやり直しになります。
左右のツイーターがルームミラーの手前で交差する角度が基準です。
自分に真っすぐ向けると高音がはっきりしますが、運転席側だけ音が大きくなります。
ボーカルがダッシュボードの中央から聞こえる位置を探して、そこで固定します。
高音がきついと感じたら、ネットワークの端子を0dBから-3dBに差し替えてください。それでも刺さる場合は、ナビのイコライザーで4kHzから8kHzを1メモリか2メモリ下げます。
角度をわずかに自分から逸らすだけでも刺激は弱まります。
車 ツイーターのよくある質問
迷ったら1位のTS-T450、数値で選ぶなら6位のTS-T740
毎日長く乗る人、聴き疲れを避けたい人はTS-T450で足ります。紙系の振動板で角が立ちません。
出力音圧レベルと上限周波数の数値で選ぶなら、6位のTS-T740が7台の最上位です。予算が届くならこちらを勧めます。
まず5千円で試したいならKFC-ST01、狭い場所しか空いていないならVSP-03T。
歌もの中心ならKFC-ST1005、ドアごと替えるならX-171Sという選び分けになります。
溝口ゆういちカーオーディオまわりを担当している筆者です。今回は取り付けを行うカー用品店の担当者に配線とエアバッグまわりの注意点をリサーチし、各メーカーの公表スペックと突き合わせて書いています。


