モニターアームの付け方はクランプ式がおすすめ。天板を測って30分

monitor-arm-tsukekata-20260918 モニターアーム
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モニターアームが届いたものの、箱の中の金具とネジの多さで手が止まっていませんか。付け方は固定の方式で変わり、家庭の机ならクランプ式のガススプリングが一番簡単で、おすすめの付け方です。付ける前にモニター裏のVESAの穴、モニターの重さ、天板の厚さの3つを測っておけば、台座、支柱、アーム、モニターの順に組んで30分で終わります。つまずきやすいのは、天板が凹む、ガス圧を先にいじって跳ね上がる、の2つで、どちらも順番を守れば起きません。

おすすめの付け方はクランプ式のガススプリング

モニターアームの固定は、机の端を挟むクランプ式、机の穴に通すグロメット式、壁にネジで留める壁付け式の3つです。机に穴を開けず、工具が六角レンチ1本で済むクランプ式が、家庭では一番付けやすいので、迷ったらここから選びます。賃貸でも机を傷めにくく、引っ越しのときも外して持っていけます。

動かし方にも2つあります。ガスの圧で支えて片手で上下できるガススプリング式と、関節のネジを緩めて動かすネジ固定式です。ガススプリング式は付けたあとの高さ合わせが楽なので、初めてならこちらが向きます。ネジ固定式は安いぶん、高さを変えるたびにモニターを支えながらネジを回す作りです。

クランプ式が付かない机もあります。ガラスの天板、中が空洞のハニカム構造、縁が丸く加工された机、裏に幕板や梁がある机です。この場合はグロメット式か、机に置く据え置き型の台座に切り替えます。

付ける前に測るのはVESA・重さ・天板の3つ

付ける前に3つを測っておくと、途中で止まりません。VESAの穴の間隔、スタンドを外したモニターの重さ、机の天板の厚さの3つで、どれも説明書と机の端を見れば分かります。

VESAは、モニター裏にある4つのネジ穴の間隔です。24インチ前後なら75×75mm、27〜32インチなら100×100mmが多く、多くのアームはこの2つに対応します。穴が無い薄いモニターは、VESA変換の金具を足せば付きます。

重さは、スタンドを外した本体だけの数字を見ます。アームには耐荷重の下限と上限があり、この範囲に入っていないと、下がるか上がったままになります。天板は、多くのクランプが1〜6cmの厚さに対応しますが、製品ごとに違うので商品ページの数字を確かめます。

測る物 見る場所 合わないとき
VESAの穴 モニター裏の4つのネジ穴の間隔 変換の金具を足す
モニターの重さ 説明書か公式サイト(スタンド無しの数字) 耐荷重の範囲に合うアームに替える
天板の厚さ 机の端をメジャーで測る 補強板を当てるか、グロメット式にする
机の端の裏 端から8cm以内に梁や引き出しが無いか 台座の位置をずらす
モニター側のネジはM4の10mm前後が標準です。アームに付属しない物があるので、届いたら袋の中身を先に数えてください。足りなければ、ホームセンターでM4のネジを買えば付きます。

クランプ式は台座・支柱・アーム・モニターの順

クランプ式の付け方は、下から上へ順に組みます。台座を机に掛けて締め、支柱を立て、アームを通し、最後にモニターを掛ける、この順番を守れば一人でも付けられます。

  1. 机の後ろの端に台座を掛け、天板との間に保護パッドか補強板を挟む。下からクランプのネジを手で回して仮に留める
  2. 支柱を台座に差し、横から見て垂直になっているかを確かめてから、六角レンチでクランプのネジを締める。手で動かなくなった所で止める
  3. アームを支柱の上から差し込み、高さを決めて止めネジで留める。支柱の上端に抜け止めのキャップを付ける
  4. モニターを画面を下にして柔らかい布の上に置き、スタンドを外す。VESAプレートを裏の4つの穴にM4ネジで対角に留める
  5. プレートごとアームの先に掛け、ネジで固定する。ケーブルをアームの溝に通し、動かす分のたるみを残す

台座を掛ける位置は、モニターの真後ろでなくてかまいません。机の角から10cm以上内側に置くと、アームを伸ばしたときに台座がねじれません。締めすぎは天板の凹みの原因なので、工具で力いっぱい回さないでください。

27インチを超えるモニターは、掛けるときだけ2人で持つと落としません。一人でやるなら、アームを机の面まで下げておき、モニターを持ち上げる高さを減らします。

ガス圧の調整はモニターを付けてから

ガススプリング式は、付けたあとに硬さを合わせます。手を離してもモニターが下がらず、軽く押せば動く硬さになるまで、調整ネジを六角レンチで1回転ずつ回すのがやり方です。プラス側に回すと硬く、マイナス側に回すと柔らかくなります。

モニターを付ける前に調整ネジを回さないでください。空のアームはガス圧に負けて勢いよく跳ね上がり、顔や手に当たります。調整は必ずモニターを掛けたあとです。

上限まで回しても下がるなら、モニターが耐荷重の上限を超えています。逆に、下限まで緩めても上がったままなら、モニターが軽すぎます。どちらもネジでは直らないので、耐荷重の範囲が合うアームに替えます。

関節の回転とモニターの上下の向きにも、それぞれ別のネジがあります。回転が緩くて画面が勝手に向きを変えるときは、関節のネジを少し締めます。全部のネジは1〜2週間使ったあとに一度増し締めしておくと、緩みで画面が下がる困りごとが減ります。

グロメット式と壁付けは机に付かないときだけ

クランプが掛からない机では、別の固定方法にします。机に配線の穴があるならグロメット式、机に固定できないなら壁付けか据え置き型、この順で考えます。

グロメット式は、穴に上から支柱付きの台座を通し、下から金具とネジで締める方式です。穴の直径は2〜5cmに対応する物が多く、既存の配線穴がそのまま使えます。穴を開けるなら電動ドリルとホールソーが要り、中が空洞の天板は割れるので、板の芯がある机だけにします。

壁付けは、石こうボードの壁にネジが効かないので、下地探しの道具で柱か間柱を見つけて留めます。モニターとアームで5kgを超える物を石こうボード用のアンカーだけで留めると抜けます。賃貸では壁に穴を開けられないことが多いので、管理会社に確かめてからにします。

どちらも無理なら、モニターアームの台座を机の上に置く据え置き型があります。付け方はクランプ式の台座を置き型に替えるだけで、支柱から上は同じ手順です。

下がる・傾く・凹むはネジと補強板で直る

付けたあとの困りごとは、下がる、傾く、天板が凹む、ネジが入らない、の4つに集まります。下がるならガス圧のネジ、傾くならクランプの締め直し、凹むなら補強板で、ほとんどが工具1本で直ります。

症状 原因 直し方
モニターが勝手に下がる ガス圧がモニターの重さに負けている 調整ネジをプラス側に1回転ずつ回す。上限でも下がるなら耐荷重が足りない
上がったまま下りない モニターが軽すぎる マイナス側に回す。下限でも下りないなら軽いモニター用のアームに替える
画面が傾く 支柱が垂直でない、クランプが緩い クランプを緩めて支柱を立て直し、締め直す
天板が凹んだ 薄い天板や空洞の天板を直に締めた 補強板を天板の上下に当てて締め直す
VESAのネジが入らない 長さが違う、穴が奥まっている M4の長さ違いを試す。奥まった穴にはスペーサーを挟む

一番多いのは「下がる」で、ネジを回す前に、モニターの重さが耐荷重の範囲に入っているかをもう一度見てください。範囲の外なら、どれだけ回しても直りません。

画面の上端を目の高さに合わせて完了

付け終わったら、椅子に座って背筋を伸ばした姿勢で位置を合わせます。画面の上端が目の高さか少し下、目から画面まで50〜70cm、画面を5〜10度上向き、この3つに合わせれば首と肩の疲れが減ります。前かがみの姿勢に合わせると、アームを付けた意味がなくなります。

ケーブルは、電源と映像の2本をアームの関節の外側を通し、モニターを一番遠くまで引いても抜けない長さにします。短いと端子が曲がるので、2m前後の物に替えておくと動かすときに困りません。

これで、測る、組む、調整する、合わせる、の4つが終わりました。まずはモニター裏の4つの穴の間隔と、机の端の厚さをメジャーで測ってください。この2つの数字があれば、合うアームが決まり、届いた日に30分で付きます。

天板の対応厚さ、耐荷重、VESAの寸法は、2026年9月時点でメーカーと販売店の案内を確認したものです。製品ごとに数字が違うので、買う前に商品ページの仕様を確かめてください。
この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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